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「ところで……
ここは?」
「新宿の地下鉄だ。」
「し、新宿!?
どうして……!?」
所在地を知れば女の子もユウと同じ反応をし、辺りをちらほらと見回す。
その姿を見ながらユウはその場でよっこらせっとと胡坐で座る。
「俺もあんたと同じような感じでここに来たよ。
授業中寝てて、ふと起きたら廃墟みたいなここにとばされてた。
ちなみに学校は兵庫にある。」
それを聞けば女の子はユウに対しての警戒心が解けたのか恐る恐るだが始めて自ら話題を持ちかけた。
「名前は……?」
「白伎ユウ。
高三でサッカー部所属。
あんたは?」
「秋山澪。
あなたと同じ高校三年。
部活は軽音部よ。」
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