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「千歳は地味系でピアス・・・涼は緑でブレスレットかアンクレットっと・・・よし!メモしたわ!3日で仕上げるから、完成したらギルドに送るわね!」
優奈は元気良く二人に言うとすぐ作業に取り掛かった。
「優奈はあの状態になると話しかけると怒るので、お二人も部屋を出ましょう。金額のほうは出来上がってから確定します。」
「「わかった(で)。」」
そういって3人は部屋を出た。
「それにしてもお二人が学園ですかー。強さ的にはどうするんですか?」
光耶が二人に問う。
「ワイはAかBランクくらいで学園で強いほうみたいな感じで意向かなと思っとる。そこそこ目立ちたいしなぁ。千歳は?」
「俺な、面白そうだから魔力が極端に低い落ちこぼれで行こうと思ってるんだ。ランクはFかEあたりで。」
千歳はニヤニヤと気持ちの悪い笑顔で二人に言った。
「ふむ。それは面白そうですねぇ。」
光耶は真面目な顔をしていながら口元は笑っている。
「ランクFのほうがおもろいんちゃう?でも魔力10000で制御具作ってもらったら、どんだけ魔力抑えんねん。」
涼はキャッキャと騒ぎながら、千歳に対して突っ込みを入れる。
「あー魔力はまぁ封印すればいいかなと。」
だらけた口調で言う千歳。・・・封印?
「あー自分の魔法にそないのあったなぁ。まるっきし便利な属性やな。なんでもありやん。」
ケラケラと笑って答える涼。
「さて、ここに長居するわけにも行かないし、そろそろ帰るぞ。涼。」
千歳は時間を見、涼に言う。
「あいあいさー。」
ふざけて敬礼し、またケラケラ笑っている涼。
「もうお帰りになるんですか?もう少しいてくださってもいいのに。」
光耶は少し寂しそうだ。
「ま、他の準備もあるし(ないけど)そろそろ帰ります。」
「「じゃあ3日後期待して待ってます!」」
声をそろえて言う二人。
「ええ、優奈は半端な仕事はしないので期待して待っていてください。またのご来店をお待ちしております。」
光耶はお辞儀をし二人を見送る体勢になる。
「「それでは!」」
二人は手を上げその場所から消えた・・・
「無詠唱魔法名無しで転移か…すごい二人だ・・」
光耶のつぶやきはきっと誰にも聞こえていないだろう。
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