仕事は感情処理

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田舎のとある中学校の放課後。 学校の周りの河原で三人の中学校が遊んでいた。 一人は少し痩せ型の男で、一人は長身の女、そして佐久間 楓だった。 女「楓君!もうそろそろ帰ろうよ!空も暗くなってきたし…。」 男「そうだぜ楓。それにここらは何か出るらしいじゃん。」 二人は楓に帰るように呼び掛けるが、楓は聞く耳もたずと言う感じでどんどん歩いて行った。 楓「帰りたかったら帰ればいいだろ?俺はちょっと用事があるだけなんだから。」 女「でも、心配だし…。ねぇ!本当に帰った方がいいよ!」 男「はぁ…悪いけど俺は先に帰らせてもらうからな!?じゃあな!」 そう言って男は帰ろうと楓達に背を向けるがそれは出来なかった。 川から出て来た何かに足を掴まれていたのだ。 男「う、うわぁぁぁぁ!?何だこれは!?は、離せぇぇぇ!!」 何とか頑張って逃げようとする男だが、徐々に川に引きずり込まれて行く。 女「いやぁぁぁ!!何!?何なのあれ!?」 楓「とうとう出たか…。」 引きずり込まれそうな男を見て腰を抜かす女と、すぐに男を助けに向かった楓。 楓「こら離せ!お前の相手はこの俺だ!」
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