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楓が離れると、人形は重力に負けて沈んで行った。
楓「ごちそうさまでした。まぁ、中々に美味かったよ?君の負の感情は。」
ペロリと唇を舐め重力に負けて沈んで行く人形を拾う楓。
そして二人の友達が待っているであろう、地上に上がって行った。
予想通りに二人の友達は心配そうに川の中を見ていた。
楓「ふぅ…ただいま。」
女「楓君!大丈夫なの!?それとその人形は何?」
楓「あ~、俺は大丈夫だ。それと、この人形はさっき大貴を襲った奴だ。」
大貴は今まで男と表示されていた奴です。
大「お前…何者だよ。」
楓「俺?俺は感情処理屋だぜ?」
女「えっ!感情処理屋って、今パソコンとかテレビで騒がれてるあの感情処理屋!?」
楓「そうだ、そしてさようなら。由加、大貴…そろそろ迎えが来たからな。」
ニカッと笑うと楓の体が黒い光りを放ち始めた。
黒い光りが収まると、学ランから黒いスーツ姿に変わった大人の楓が現れた。
それと同時にヘリコプターが三人の横に着陸した。
そして、ヘリコプターから一人の女性…玲奈が下りて来た。
玲「楓…。任務は終わりましたね?では、行きますよ。」
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