1人が本棚に入れています
本棚に追加
楓「え~、玲奈は真面目だね~…。
もうちょっと学校生活を楽しみたかったんだけどなぁ……。」
玲「馬鹿を言わないで下さい。その使えない頭をカチ割りますよ?」
何処からともなく金づちを取り出し玲奈は楓に向ける。
楓「わわっ!タンマタンマ!!危ないから!!それに俺が居なくなったら困るのは玲奈だろ!?」
玲「…仕方ないですね。では、頭をカチ割るのは今度にして…。」
楓「(今度って事は結局はカチ割るのかよ…この暴力女め……。)」
そんな事を思った楓に向かって何かが投げられた。
ヒュン…カッ!
恐る恐る振り返ると、河原の石に刺さる手裏剣があった。
玲「では、帰りますよ?ダーリン?」
そして前を向くと、黒い笑顔の玲奈が居た。
楓「ヒィィィ!!スッゴい怒ってる!!」
楓は玲奈に引きずられヘリコプターに乗り込んだ。
そして未だに河原に居る二人は呆然と今の出来事を見ていただけだった。
楓「ひぃやぁぁぁ!!ごめんなさーい!!」
ヘリコプターの中からは楓の叫び声が大空に響いた……。
ご愁傷様です。
最初のコメントを投稿しよう!