出会い頭、出会いかしら

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 その瞬間、僕の全身に10万ボルトの電流が走った。勿論比喩です。 「じゃね」  笑顔で軽く手を振り、彼女は土手を下りていった。  …………。  あ、あれ? 変だな?  あの笑顔……。  あの彼女の笑顔を見たら、僕まで笑顔になっている。  愛想笑い? 否!  嬉しいんだ。  好きな漫画を好きだと言ってくれて? 否!  嬉しいのは……僕と考えが同じだから。
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