イナズマイレブン夢小説

3/5
前へ
/5ページ
次へ
黎架と猫と風丸と 「可愛い…」 僕が見つけたのは 灰色の捨て猫だった その猫は随分と大人しく 人慣れしていた 手を出しても 決して噛みはせず 舐めてばかり 撫でようとすると 黙って撫でられている 「羅刹に聞いてみようかな?」 「なにをだ?」 その声に振り向く いたのは 僕の幼なじみ 一郎太だった 「猫…?」 「うん。捨て猫。随分と大人しいし、人慣れしてる。だから羅刹に聞いてみようかなって。」 そう言って 僕は猫を抱き上げる 猫はただ なー、と鳴くと 僕の腕の中で大人しくしていた 「拾うのか?」 「うん。可哀想だし、僕も羅刹も猫好きだし。」 僕はなれた手つきで 猫の背中を撫でてやる すると一郎太が 猫の頭を撫でていた 「本当に大人しいな。」 「だろ?」 僕らはそうして 家に向かって歩き出す 一匹の猫を抱いて 終。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加