アイの誕生日

2/4
前へ
/10ページ
次へ
パンパーン!! 「アイー!お誕生日おめでとうー!」 クラッカーの音とともに、誕生日を祝う言葉が出た。 今日はアイの誕生日なのだ。 「みんな、ありがとう!」 今回の主役であるアイは嬉しそうに言った。 「はい、これ。あたしからのプレゼント。」 最初にマユがアイにプレゼントを渡した。 「ありがとう!何だろう?開けていい?」 「いいよ。」 マユが答えると、アイはプレゼントの包み紙をそっと剥がして、中身を出した。 「わぁ!可愛い!ありがとう、マユ!」 その中身は、ビーズで出来た犬の携帯ストラップだった。 「いいえ。喜んでくれて良かった!」 マユもつられて笑顔になった。 「じゃあ次!俺からのプレゼント!」 次にユウがプレゼントを渡した。 「ありがとう!開けていい?」 「どうぞ。」 アイは包み紙を剥がし、箱を開けた。 中身は、シンプルな腕時計だった。 「おぉ!これ、アタシがずっと欲しがってたヤツだ!サンキュー!」 「どういたしまして!」 アイは早速腕時計を付けた。 「どう、マユ?似合ってる?」 アイは隣に座っているマユに腕時計を見せた。 「はいはい。似合ってるよ。」 「んもう!ちゃんと褒めてよ!」 マユの返事に、アイは少し膨れた。 「フフッ。ごめんごめん。すごく似合ってるよ。」 「ありがとう!」 マユもアイも笑顔になり、ユウもつられて笑顔になった。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加