アイの誕生日

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「じゃあ、これはボク達からニャ。」 続いて、マユのネコ・ミーシャと、ユウのネコ・メルルがアイに渡した。 「おぉ!君たちからも!サンキュー!」 「ボク達で選んだニャ。」 「ボク達、そんなにお小遣いなかったから、そんなのしか買えなかったニャ…。」 ミーシャとメルルは顔を伏せてしまった。 「いいって。二匹の気持ちでも嬉しいよ!ありがとう!」 アイはミーシャとメルルの頭を撫でた。 「ニャー。なんか照れるニャ。」 「だいたい、マユがお小遣いをくれないからいけないのニャ。お小遣いをくれたらもっといいのが買えたニャ。」 「う、うるさい!お小遣いあげただろ!」 「100ゼニーじゃ自動販売機でジュースぐらいじゃ買えないニャ!」 「贅沢なネコねー!」 マユとミーシャはお小遣いのことで言い合っていた。 「ユウしゃんもヒドいニャ!ミーシャのほうがマシニャ!ボクには50ゼニーしか貰えなかったニャ!」 ユウのほうがヒドいな…。 マユもミーシャもアイも、そう思った。 「しょーがないだろ!小遣いピンチなんだよ!」 「ユウしゃんは自分のものばかり買いすぎニャ!」 「そうニャ!ユウなんて、こんなジャラジャラしたもの付けてるニャ!腕輪だの指輪だのネックレスだの!みーんな高いものばかりニャ!」 「ミーシャ…お前のほうが言い過ぎだぞ…。」 確かに高いものばかり買っているユウのほうがダメだな…。 みんな頷いていた。
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