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ティナはアイへのプレゼントを探していた。
「(ここにもないニャ…。一体どこにあるニャ…?)」
ティナは七色に光る綺麗な花があることを思い出し、探していた。
「(絶対あるハズニャ!それを見つけてアイにプレゼントするニャ!)」
そう決心し、ティナは探し続けた。
いくら探しても、目的の花は見つからない。
辺りは既に暗くなっていた。
「どこを探してもないニャ…。なんか暗くなってきたし…、怖いニャ…。」
あまりの暗さともの静けさに、ティナは心細くなった。
「でも、見つけるまで帰らないニャ!いや、見つけないと帰れないニャ!」
ティナは再び探し始めた。
その頃ー、
「ティナー、ご飯だよー!」
アイが呼んでも返事がない。
「ティナ…?寝てるの?」
アイが階段を上り、部屋に入ると…、
「!!ティナ!」
ティナの姿がなかった。
「大変!どうしよう…!」
アイはパニックになってしまった。
一方、ティナは…、
「どこにあるニャ…。」
目的の花を一生懸命探していた。
目の前には、崖があった。
「崖ニャ…。ここにはないかニャ…?」
上を見上げると…、
「あ、あったニャ!」
崖の少し上のほうに七色に光る綺麗な花があった。
「よし、取りに行くニャ!」
ティナはいそいそと崖を登っていった。
「よいしょ…よいしょ…。」
順調に崖を登っていき、そして…、
ガシッ!
「取れたニャ!」
見事取ることが出来た。
「あとは、降りて帰るだけニャ!」
ティナは慎重に崖を降りていった。
しばらくして、ティナは崖を降り終えた。
「早く帰るニャ。早く帰ってアイを喜ばせるニャ。」
ティナは帰ろうとするが、
「あれ?」
道が分からなくなってしまった。
「こっちかニャ?とにかく行ってみるニャ!」
ティナは帰れることを信じて走り出した。
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