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ピンポーン。
「マユー、ちょっと出てちょうだい!」
「はぁーい!」
母親に言われ、マユは玄関のドアを開けた。
「どちら様…ってアイ!」
客の正体はアイだった。
「マユ!大変なの!ティナが…ティナが…っ!」
アイは今にも泣きそうな顔でマユに抱き付いた。
「アイ!落ち着いて!ティナがどうしたの?」
「ご飯が出来たからティナを呼んだの…。でも、返事がなくて…っ。寝てるのかな、って思って部屋に行ったら、ティナがいなかったの…!アタシ…パニックになって…どう…しよ…!」
アイの目から涙が流れた。
「分かった。一緒に探してあげる!お母さん!ちょっと出掛けてくる!」
「ボクも行くニャ!」
「うん!」
ミーシャも頷いた。
「ご飯前よ!」
「なるべく早めに帰るから!先に食べてていいよ!」
「早く帰ってらっしゃいよ!」
「分かった!」
マユはブーツを履いて外に出た。
ミーシャもあとに続いた。
「マユ…、ミーシャ…ありがとう…。」
「早く見つけなきゃね!」
「ボク、ユウとメルルにも知らせてくるニャ!」
「お願いね!」
ミーシャはユウとメルルの家に行った。
ティナはどこに…。
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