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「うぅ…っ、アイ…。」
ティナは泣き続けていた。
「うっ…ふっ…ふぇぇぇぇん!帰りたいニャー!」
ティナーっ!
誰かの声が聞こえた。
「!」
ティナは声に反応した。
すぐにアイのものだと分かったのだ。
「アイ…!アイーっ!」
ティナは叫んだ。
足音がだんだん近づいてくる。
そして…、
「ティナっ!」
ついにティナを発見した!
「ここにいたのか!」
「随分捜したよ!」
ユウとマユの姿があった。
「ティナのバカ!心配かけるニャ!」
「ティナ…、良かったニャ…!」
ミーシャとメルルの姿もあった。
「ティナ!」
「アイー!」
一人と一匹は抱き合った。
「もう!心配したのよ!急にいなくなるから!」
「ごめんなさいニャー!」
アイとティナが抱き合う姿を、マユとユウ、ミーシャとメルルは誇らしげに見ていた。
「良かったね。」
「ああ…。」
二人もほっとした。
「アイ…これ…。」
「ん?」
ティナはアイに七色に光る綺麗な花を差し出した。
「これって…!」
「数少ない、レインボーフラワーじゃないか!」
アイはもちろん、マユもユウも、ミーシャもメルルも驚いていた。
「これを探してたのね!」
ティナはコクンと頷いた。
「ありがとう…。すごく…嬉しいよ…。大切に…するね…。」
花はアイとティナの間で綺麗に光っていた。
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