中学1年ー6月ー

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長浜先生は俺の解答用紙を見て机の中を見て何かを出す。 紙だ。 冷や汗が出たのがわかる。 もちろんカンニングなんてしていない。 長浜先生はそれと解答用紙を見比べこういう。 「これはなに?自分の口で説明してくれる?」 「俺は知りません!!」 「疑いたくないけど…どう見ても萩野くんの字だけど…」 そういうと先生はその紙をそっと解答用紙の上におく。 紙には英単語が書かれていて筆跡が全く一緒だ。 でも俺はこんなの作った覚えはない。 「俺はカンニングなんかやってません!!」 「でも…この事実があるから…悪いけど退場して?」 「っーー!」 俺はそれ以上何も言わず退場した。 教室を出る際に吾妻と谷口を見るとこっちを見て笑っていた。 はめられたんだ… 2、3時間目の間の休み時間に教室を離れてた。 その時に俺の机の中に入れたんだ… 悔しさでいっぱいだった。
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