告白

15/37

219人が本棚に入れています
本棚に追加
/1253ページ
話は戻り、病室 昼食の準備のためライナたちが部屋を出て行き、レイチェルとリリアの2人きりになった。 このツーショットは意外に珍しく、加えてリリアの様子がなんとなくおかしい。 「リリア、朝何か食べたの?」 「あ…いえ。今はお腹があまり減ってなくて」 「そう。具合でも悪いの?」 「あ…いや、別にそんなわけじゃないんですよ!私は元気ですっ」 「ならいいけど…」 それから一息間が空き、リリアはもじもじしながらレイチェルをちらちらと見始めた。 何か自分に聞きたいことでもあるのだろうか。レイチェルの疑問は募るばかりだった。 「あ、あの…レイチェルさん」 「何?」 「実は、相談したいことがあるんです」 やはりそうか。リリアの相談事など一体何だろう。 レイチェルは少しわくわくしながら、リリアの相談に快くのることにした。 「なになに?何でも言ってよ」 「はい…。ライナさんのことなんです」
/1253ページ

最初のコメントを投稿しよう!

219人が本棚に入れています
本棚に追加