プロローグ

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初めまして皆さん。 突然ですが、俺の名前は柳総史(やなぎそうし)17歳です。 職業は自宅警備員…まあいわゆるニートって奴ですよ。 まあそんなニートの俺は漫画の新刊を買いにお外に出ちゃったら、何故かトラックに轢かれそうになった猫がいて、まあ助けたわけなんですが……。 案の定、俺死んでしまいまして。 「おい、何呆けてる。トラックに轢かれた時に頭でも打っておかしくなったか?」 「うるさい少し黙っててくれ。」 そして、即死の俺は何故か真っ白な世界に浮かび、なんつーか神様と対談させられてる…。 「おい」「うるさい!今、頭の中整理中なの!!」 「お、おう。」 猫助けて死んで、神様と対談。 はっ、なんてこった。俺、なんか悪いことしたかな……。 神様は神様でなんか胡散臭いし……。 だって、あれだよ。170cmぐらいの身長で普通のジーンズとTシャツで短髪で顔、渋いし……。 あんた、どこのお父さんですかって聞きたくなっちゃうよ。 「皆のお父さんです。」 「いや、答えんでいいですから…。つーか心読むな…。」 なんかさっきから地味に心読んでくるし。 「はぁ。そろそろ教えてくれないっすか?」 「何が?」 可愛らしく頭傾けんな。キモイから、そんな渋い顔でそれされてもキモイだけだから。 「誰がキモイじゃ!!」 いちいち心読まないでください。 「っで、俺をどうするつもっりっすか?地獄にでも落とすんですか、神様のことキモイって言ったから落とすんですか?」 「いーや落とさないよ、つーかキモイ言うな。お前をここに呼んだ理由はだな……、お前、もう一回生きてみるか?」 神様の言った言葉は俺はすぐに理解できなかった。
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