18人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女は
パニックを起こし
泣き叫び
怒って暴れて家具を壊したかと思うと
突然、しゃがみこんで
僕に謝り始めた。
まるで何かに取り憑かれたような
信じらんない彼女の姿を見てしまった。
スズネ『テツ ゴメンネ‥』
放心状態の細い彼女の声に
僕は胸をしめつけられた。
だって
彼女は普段明るくて
よく笑っていて
誰にでも優しくて
子供好きで
清潔感があって
なにより
可愛い。
そんな彼女の変わり果てた姿を見てしまった僕は少し
呆然と立ち尽くして動けなくなってしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!