scene03.

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フライドポテトを食べる動作を止めにして 不服そうにするまっすーの頭を 俺は軽く叩いて一足早くそこを出た 2人を残して1人になると、 不意に手越が思い浮かぶ そりゃあ、 健全なこととは言えないかもしれない でも、だからといって 俺たちが止めていい話でもない 白っぽく光る電柱の下を 黒色、灰色、青色といった車が 夜を走り続けている さっきの 明るい室内が嘘のようだ なんでだろう、 どうしてだろう、 人はこんなにもいて 邪魔くさいぐらいなのに 今日の夜は、 少しだけ、寂しさを感じた  next.  
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