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『たけるくん。』
冷たいアスファルトの上で空を見つめて…一番最初にでるのは君の笑顔だった。
そうだなあ…
店にきてもあいつは間違えてたけるくんって言ってたな
あわててはやとくんって言い直す。
気にしなくてもいいのに。
むしろ言い直さなくていいのに。
俺、お前に颯斗くんって呼ばれても、自分じゃない気がしてた。
他の誰かを呼んでるきがして。
詩音。俺が名付けた蝶。
ゆず。俺の唯一の見方だった。
お前はずっとゆずでよかったんだ。
ごめんな……ゆず
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