凄すぎますッ!!!!

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「今皆さんにお配りしたプリントは、午後の授業に関係するものです。実技の授業は使用する武器や、固有属性によって分かれるようになりますので、皆さんの受講科目をリストにしました」 「むむ、という事は、私と椿ちゃんは一緒にはならないんですか?」 「う~ん、そうだね。あたしは薙刀使うから槍術科だし」 「私はきっと魔法具科……あれ、椿ちゃん椿ちゃん!! この学校には札術科がありますよ!! 私は札術科です!!」 眠気が一気に吹き飛びましたよ!! 私が扱う札術というものは、魔札と呼ばれる特殊な札を媒体として魔法を発動させる、トリカ国発祥のかなり新しい魔法戦闘術です。 札術を扱うには高度な技術が必要らしく、魔法の才能もある程度必要なようです。 と言いますのも、私は武器の才能はもちろん、魔法の才能すらゼロに近いのに、いくつかある魔法具のうち、この札術だけが唯一私に合うんですよね。 他の魔法具を使った時は魔法を発動させることすら難しいというのに、不思議なものです。 「札術も認められてきたんですね、きっと!!」 「そんなもんなのかね~?」 「そうですよ。……それにしても」 中学校ではずっと一緒に実技の授業を受けてきただけに、授業が別々になってしまうのはそこはかとなく寂しいです。 「椿ちゃんと一緒が良かったです~……」 「別に実技以外は一緒なんだからさ。それにほら、これから同じ部屋で暮らせるんだよ? 毎日お泊りみたいじゃん!!」 「それはそうですけど……」 そんなの分かってますよ。 でも、実技科目だけは椿ちゃんと一緒が良かったのに。 ずっと一緒に学校生活を送ってきたというのに、椿ちゃんは何も分かってません、だからこそ一緒が良かったのですが。
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