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麻美は、ずっと、泣き腫らし、顔はぐしゃぐしゃだった。
初め、堰を切ったかのように泣き出した時から、何時間か経った今も。
ずっとずっと、こんな様子だ。
…よっぽど、ショックが大きかったに違いない。
人が壊れていく様を目の当たりにした裕子は、早く、伸一に会いたかった。
すると、
店が暗くなり、
伸一が歩いて出てくるのがわかった。
やっと終わった…。
そう思っていると、麻美はすでに、車から降りていた。
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