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「んん~」
ポリポリ
目を覚ました俺は頭をかきながら、体を起こす。
あ~やっぱりさっきのは夢落ちか。高校生にもなってあんな変な夢を見るなんて俺..ヤバいな...
「え、俺の家じゃない」
辺りを見渡すと俺の家じゃなく、ただ真っ白いだけの空間が広がっていた。
じゃあ、さっきのは夢じゃない?
「そうだよ」
声がした方向を振り向くと青年がいた。
しかし、その青年はただの青年ではなく神話に出て来そうな白い服で背中に白い翼をつけた痛い青年だった。
顔はいいのに残念なやつだな。
「いやいや、痛くもないし残念でもないからね?」
青年は苦笑しながら、俺の意見を否定する。
残念じゃないならなんなんだ?と聞いてみたいが先程から俺は言葉を口にしていないのになぜ俺の考えがわかるんだ?
これはまるで『心を読まれているみたいかな?』
....そうゆうオチできますか...取りあえず一言言わせて貰おう。
「この変態が」
え? 心読んでこんな変な格好してるんだから当たり前だろ? むしろ変態じゃないなら何か聞きたいところだ。
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