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創造神は俺が惚けている間にいろいろなことを語った。
まず、俺はケルベロスと言われる黒い犬にかみ殺されたとのこと。
次にそのケルベロスは創造神の部下の手違いであの場所に移動したということ。
最後に俺が死んだことだけなかったことにできないため、俺の存在自体が地球という世界から消されたらしい。
「..晴夜君...部下のせいとはいえ、すまない。謝っても許されことじゃないけど、本当にすまなかった」
そう言って創造神は何度も俺に頭を下げた。
「..ンナ」
「ふざけんな」
俺の中で何かが切れて、創造神の胸ぐらを掴んだ。
「いきなり君は死んだって納得出来ると思うか!?」
「..すまない」
「元いたとこに返せよ」
「..すまない」
「さっきから、すまないすまない言ってるけどさ、謝ってどうにかなんのか?謝るだけですむ訳無いだろうが!!」
「..すまない」
「確かにあの場所はつまんないこともいっぱいあるけどさ、俺はそれなりに満足してるんだ。あんたはさ、創造神なんだろ?俺を今まで通りに戻してくれよ..頼むから...」
「..すまない」
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