8月20日 会長と不登校

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8月20日 会長と不登校

傍観者:古賀 歳月 8月20日。 今日も暑い日である。 今は生徒会メンバーにて、学校の中庭を見渡せる生徒会で優雅に油を売っている。 じゃない、仕事をしている。 夏休みも後半に差し掛かった今日、8月20日は出席日数の足りない生徒や、成績不良者の数名が来ていることを除けば、生徒は俺たち5人しかいない。 当の俺は何をしているのかと言うと、生徒会室の窓を全開に、足を氷水の入ったたらいに突っ込み、美咲一華から団扇で扇いでもらいながら、書類に目を通していた。 トシ「……レクリエーションか…。ミサキ、お前は何をやりたい?」 ミサキ「……さぁ…?」 トシ「………そ……。じゃあ、スポーツ系却下な。俺が耐えられない。何やっても燃えすぎて、加減出来なくなる。」 ミサキ「会長やんなきゃいいじゃん。」 彼女は団扇で俺を扇ぎながら、普通の顔で答えた。
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