前兆

2/3
前へ
/10ページ
次へ
高志は、その翌日から 優斗をイジメるようになった。 シカトは当然、脅してパシらせたり、機嫌が悪くなれば八つ当たりしたり、あろうことか、華に告白して、ふられたのは優斗だ。と言いふらした。 その事は、あっという間に広まり 「ふられて当然だ」 「不細工なくせにしゃしゃってんじゃねぇ」 など、優斗をイジメる者を増やした その話は、当然、華本人の耳にも届いた 華は、本当の事をみんなに話したが、周りは優斗をイジメてる人ばかり、信じる人はいなかった 誰も人がいない時、華が優斗に話かけた時も 優斗「俺は大丈夫、それより、俺と関わったら、華までとばっちり喰らっちゃうよ?」 と、アザだらけの顔で、それでも、華を心配して、そう言った。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加