序章~回想~

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「おじいちゃん」と呼ばれ、バカにされ るようにもなった。 1人違っていて目立つという事は 標的にされ易い 当たり前なんだけど 髪をクシャクシャにしたり 俺の教科書を燃やしたり、落書きされたり 普通に歩いていても 足をひっかけられて 転けられそうになったり、酷かった と言うか人間というのは 不思議な事に 人の弱さや悪さに 漬け込んで、相手を傷つけると 周りもそれにのっかって 『みんなもやっているんだから、 自分もやっても大丈夫だよね』 と思い込むから、たちが悪い 虐めは酷かったけど 我慢していた。 正直、冷めて見ていた 自分を虐める奴は 可哀想な奴だって そう、思うようにした いつの間にか 虐めは消えた。 その代わり 帽子が現れた。 そして、1人の男の子が僕に近づいてきた
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