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「それじゃぁ、蛍。
そろそろ行こうか」
「あ、うん。 そうだね。じゃぁ、お父さん行ってきます」
「あぁ、気を付けるんだよ。
槻宮君、蛍のことよろしくお願いします」
望月さんは俺に向かって深々と頭を下げた。
「こちらこそ、大事な娘さんをお借りします」
俺も望月さんに向かって頭を下げると、どちらともなく笑みが零れた。
それから俺達は望月さんに見送られ、蛍の家を出た。
「蛍、今日は学校あるのか?」
俺は車を運転をしながら、蛍に聞いた。
「ううん。今日は学校無いよ」
蛍は笑顔で答える。
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