笑顔

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「姫様!!ご無事でしたか!!」 衛兵の声が姫にふりかかる。 「お前は誰だ!!」 魔王に浴びせられる声に、姫は静かに笑った。 衛兵は凍りついた。 今までみてきた笑顔とは、天と地ほどの差がある。 「馬鹿な人達ね。ほんと……」 魔王は黙ってそれを見る。 姫は静かに言い放った。 ただ、訴えるように。 「私が魔王に城を燃やしてもらったの」
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