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『ブン太ー！』
「ああっもう!!!!」
『はわあっ』
いきなり抱き締められた
びっくりしすぎて変な声が出てしまったよ。
「………可愛いすぎんだろい…」
『へ？ブン太が？』
「お前さ、なめてんのかよぃ？」
『え、え、怒った？』
「怒った」
『なんでー！！』
え、どこに怒る要素が？！
「俺、男だぜぃ？可愛いなんて言われたくないに決まってんだろぃ」
『ご、ごめん』
「許さねえ」
『えっ』
なんでー！！
「可愛いなんて言うな」
『え、え、え？』
「好きな奴の前くらい、かっこよく居たいんだよぃ」
至近距離で見つめられて
いつも可愛いって思ってたブン太が、すっごく
かっこよく、みえた。
『かっこ、いい…』
「っ？！」
無意識のうちに呟いた本音
『今のブン太、すごいかっこよかった…』
私…顔、真っ赤になってないかな？
「お前、無自覚とかまじたち悪いぜぃ」
『なにが！？』
ブン太に問いかけたら
少し乱暴に、口を塞がれた
『にょっ?!///』
「次可愛いって言ったら、もっと深いやつな」
『……………可愛い』
「…可愛い事しやがってこいつめ」
おいしく食べられました。
＊可愛いって言うな＊
誰より可愛くて誰よりかっこいい自慢の彼氏です！
おしまい。
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