*好きな所と嫌いな所*

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『くら、』 「すまん、引いたやろ…ほんま、すまん…我慢出来んかった…」 すっと離れていく、くらの身体。 『違う、違うっ!』 離れていく身体に、今度は私から抱きついた。 『私も、くらが他の子に笑ってると苦しいよっ?』 「え?」 『今日もチョコレート笑顔で貰ってた』 「すまん…」 『うんん。私はくらのそんな優しい所に惚れたのっ』 一度溢れ出した想いは止まることなく口から溢れ出す。 『最初は全然、こんな気持ちにならなかったのに…今はくらが他の子に笑うたび、触るたびに胸がぎゅーって苦しくなっ?!』 「もう、ええよ…」 一瞬の出来事で分からなかった でも、私の唇にくらの唇が触れて…言葉を遮られた。 「その気持ち聞けただけで、俺は幸せや」 ふわっと笑うくら 「それに、これ以上そんな可愛い事聞いたら、顔の筋肉ゆるゆるになってしまいそうやからな」 ちゅっと頬に唇を落とされ 顔が真っ赤に染まった2月14日。 *好きな所と嫌いな所* 嫌いな所も含めて あなたが大好きです。 おしまい。 →おまけ
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