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Fクラスに着くと、そこにはAクラスと比べて壁はボロボロ、2ーFと書かれたプレートはいかにも外れそうな有様だった。
朝倉「ふむ、着いたのはいいがどうやって入ろうか・・・」
二年生の初日だけあって印象は大事だ。
朝倉「ここは明るく入ってみるか」
爽やかに挨拶をしてれば印象も良いよな。
朝倉「よし。では!」
決意すると教室のドアを勢いよく開け満面の笑みで挨拶した。
朝倉「おはようございます!すみません、遅れました☆」
龍司「早く座れこのウジ虫」
朝倉「最悪だー!」
そこに立っていたのは悪友の竜宮龍司だった。何故こいつがここに!?
朝倉「龍司、どうしてそんな所に立ってるんだ?」
龍司「先生が遅れているらしいから、代わりに教卓にたってみた」
朝倉「?なんでだ?」
龍司「そりゃあこのクラスで成績が一番高いからな」
朝倉「という事はつまりこのクラスの代表は龍司だってことか?」
龍司「そういうことだ」
龍司がそういうと口元の端を吊り上がらせ、ニヤリッと不適な笑いを見せた。
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