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鉄人「取り合えず、先ずは自己紹介から始めよう。窓際の方から紹介しろ」
これから一年間共に過ごすクラスメイトの自己紹介が始まった。
竜宮「竜宮龍司だ。よろしく」
「おい、あの竜宮だってよ」
「ああ、喧嘩が強くてオマケに頭も良いって話しだ」
「なんでも振り分け試験の時は手を抜いてったっていう噂だ」
龍司の紹介で教室がざわめく。そんなに頭良かったっけ?
零「片倉零(れい)ですよろしくお願いします」
「おい、あれは美少女と呼ばれる美男子。片倉じゃねえか」
「本人は男と言ってるが、俺は女子だと信じてるぜ」
その希望ははかなくも散っていくと思うがな。
悠樹「・・・岸島悠樹。・・・よろしく」
「何!?岸島だと!?」
「あのムッツリーニ先輩の弟子!二代目ムッツリーニか!?」
悠樹「・・・ブンブン!!」
「首を横に降っているが隠しきれてねぇ」
「まさにむっつりに恥じぬ行為だ」
まあ確かにムッツリーニ先輩の弟子とあって行動力は半端ないからなぁ。
鈴「菊地鈴です。よろしくね」
「今度は一年生の時、格闘技大会で全国優勝したという、あの鈴か!?」
「繰り出される拳はどんなものでも打ち砕く歩く凶器!」
「このクラスは一体どうなってるんだ!?」
いたって普通のクラスだぞ。
鈴「康平おひさ~」
すると菊地さんは俺に向かって手を振っていた。確かに同じくクラスだったけど、そんなに仲良くはなかった・・・とまではないか。
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