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龍司「皆に聞きたい事がある」
教卓の前に立った龍司がこんな事を皆に言った。
龍司「このクラスの設備は見ての通り、壁はボロボロで机はちゃぶ台、オマケに椅子の代わりに座布団と来たもんだ」
龍司はこの設備について皆に問う。
龍司「・・・お前等はこんな設備で満足か?」
「「「大有りじゃあ!!」」」
すると皆は設備ことに不満を持っていた。まあ俺も一緒だがな。
龍司「そこで!今からDクラスに宣戦布告を行う!」
「Dクラスと試召戦争!?」
「無理だろう・・・」
「Dクラス相手にどう戦えっていうんだ!」
皆から不安な声が飛び交ってくる。それは俺も一緒だ、Dクラスは俺達より二つ上のクラス。・・・これは不安がるのも無理はない。
龍司「勝算はある!」
龍司はハッキリと勝てるという事を前提に言ってきた。
龍司「なんせうちには戦力になる奴等がいるからな」
「なんだと!?」
「そんな奴等がいるのか!?」
「竜宮が言い切ったんだ。それなりの実力者がいるんだろう」
龍司「先ずは片倉零!奴は社会以外の教科はCクラス並だ」
なるほど、たしかに零は社会以外は普通の点数だからな。
龍司「次に岸島悠樹!こいつはあの土屋先輩の弟子は分かるな?」
「まあな」
「かなり有名な話しだからな」
「それがどうかしたのか?」
龍司「土屋先輩の得意教科はなんだと思う?」
「そりゃあ『保健体育』だろ?」
「ん!?ちょっとまて!?」
「まさか岸島も!?」
龍司「その通り、奴の得意教科は保健体育だ」
「そこまでスキルを身につけたのか・・・」
「感心するぜ」
そこだけ感心しても・・・。
龍司「次は菊地鈴だ!こいつは国語が得意で点数はBクラス並だ」
「格闘が強くてオマケに国語はBクラス並!」
「凄いぞ!」
ま、数学は苦手って言ってたからなぁ。その分の点数でFクラスになってはいるがな。
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