~新たな日常~

10/15
前へ
/29ページ
次へ
龍司「皆に聞きたい事がある」 教卓の前に立った龍司がこんな事を皆に言った。 龍司「このクラスの設備は見ての通り、壁はボロボロで机はちゃぶ台、オマケに椅子の代わりに座布団と来たもんだ」 龍司はこの設備について皆に問う。 龍司「・・・お前等はこんな設備で満足か?」 「「「大有りじゃあ!!」」」 すると皆は設備ことに不満を持っていた。まあ俺も一緒だがな。 龍司「そこで!今からDクラスに宣戦布告を行う!」 「Dクラスと試召戦争!?」 「無理だろう・・・」 「Dクラス相手にどう戦えっていうんだ!」 皆から不安な声が飛び交ってくる。それは俺も一緒だ、Dクラスは俺達より二つ上のクラス。・・・これは不安がるのも無理はない。 龍司「勝算はある!」 龍司はハッキリと勝てるという事を前提に言ってきた。 龍司「なんせうちには戦力になる奴等がいるからな」 「なんだと!?」 「そんな奴等がいるのか!?」 「竜宮が言い切ったんだ。それなりの実力者がいるんだろう」 龍司「先ずは片倉零!奴は社会以外の教科はCクラス並だ」 なるほど、たしかに零は社会以外は普通の点数だからな。 龍司「次に岸島悠樹!こいつはあの土屋先輩の弟子は分かるな?」 「まあな」 「かなり有名な話しだからな」 「それがどうかしたのか?」 龍司「土屋先輩の得意教科はなんだと思う?」 「そりゃあ『保健体育』だろ?」 「ん!?ちょっとまて!?」 「まさか岸島も!?」 龍司「その通り、奴の得意教科は保健体育だ」 「そこまでスキルを身につけたのか・・・」 「感心するぜ」 そこだけ感心しても・・・。 龍司「次は菊地鈴だ!こいつは国語が得意で点数はBクラス並だ」 「格闘が強くてオマケに国語はBクラス並!」 「凄いぞ!」 ま、数学は苦手って言ってたからなぁ。その分の点数でFクラスになってはいるがな。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加