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中庭にて。
中庭に張り出されていたクラス表を太一は眺めていた。
「えっと、俺のクラスはと。」
あ、あった。1-Cか。
燕も一緒だし。
「またアイツと一緒か。もう四年連続だぞ」
そのままC組の生徒を見ていくと一人の生徒の名前を見つけた。
「ん?これなんて読むんだ?」
多野 莢
おおの?
たの?
名前は"しおり"か?
「変な名前だな」
この時、太一はこの名前がさっきの女子の名前だったとは知るよしもなかった。
「ちと早いが教室に行くか。」
太一は1-C組の教室へと足を進めた。
~~~~~~~~~~~~~~~
「1-C組ね。ここか」
太一が教室に入ると、中にいた生徒達が少しざわついた。
「金髪?不良かしら?」
「なんか怖いな」
「凶暴だったらどうしよ」
「………かっこいい」
「!?」
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