~一期一会~

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太一が居間に行くと、テーブルには料理が並べてあり、すでに明が座っていた。 「あ、やっときた。ごはん冷めちゃうよ~。」 「あ~、はいはい。」 今日の明レシピは 卵かけご飯 味噌汁 サラダ というメニューだった。 「よっこらせ」 太一は椅子に座り、いただきますというとすぐにすべての料理を平らげた。 「…あいかわらずすごい速さで食べるんだね」 「ん…ごっそさんでしたっと。これはもはや俺の長所だからな。バイクの鍵取って。」 「はいはい。」 明はテーブルに置いてあったバイクの鍵を太一に投げた。 「サンキュー。」 まぁ、疑問に思った人もいると思うが俺は4月3日が誕生日なので、16才になってすぐに原付の免許を取ったのだ。 「お兄ちゃん、早生まれでよかったねぇ。通学が便利で」 「まぁ駅までだけどな。」 俺の通う私立厨立第二高校は、近くの駅から二駅行ったところにある。 まぁ近いからそこに受験したみたいな。
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