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まあそんなハプニングもあり、軍施設に連れてこられたのだが、ハプニングの腹いせか、脱出しようとしたのがバレたせいなのか、試験について通知されたのが今日の朝だ。
試験当日に連絡とか、準備が全くできないではないか。
落とす気満々ですか?と思いつつ、渡された書類を確認する。
フムフム。
試験開始は午後二時から。
なるほど。
試験内容は機械整備の実技らしい。
これならモノによってはイケるかも?
なになに。
合格の場合は軍の特殊整備班に勤務のこと。
拒否権は無しね。
……ってそんなの合格しようとするわけねえぇっー!
俺は軍に勤める気もなければ、戦争幇助なんて真っ平ごめんだ。
よし!
ここはわざと落ちよう!
密かな決意を抱き、用紙の続きを見る。
そして俺は固まった。
そこに記されていたのは、不合格の場合……
軍兵器の持ち出しに関わる軍事裁判、その後……強姦未遂及び強制猥褻罪で実刑。
フルボッコもあるよ♪
と書かれていた。
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