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重い足を引きずりながら
重い扉を開ける。
ガラララ
その瞬間 何かが
私を目掛けて飛んできた。
…濡れた襤褸雑巾。
「やった、あたしの勝ち。」
「マジかよ、やっぱ
真澄、強いなぁ」
「でしょ?
つー事で今日のカラオケ美沙子の奢り~!!」
わあっと女子グループの歓声が上がる。
「ねえ」
心臓がビクッと跳ね上がる。
背筋が凍る
手足が震える…
「彩も来るよね。だってあたしら親友だもんね」
「うん…」
何も言い返せず、
私はただ頷く事しか出来なかったー…
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