第九章

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喧嘩なんかしてほしくない… 和むような歌を私は歌い続ける 全ては運命だったんだよ… 魁姫 「♪―…♪―」 私は祈りを込めて歌う もう誰も傷ついてほしくない 新選組にとって明るい未来になりますように… 祈りを込めて… 魁姫 「♪―…♪…」 土方 「頼むから、もう歌うな…魁姫…」 魁姫 「…う…たわ…せて…?」 私は歌い続けた ひたすら…歌い続けた… 藤堂 「うっ…グスッ」 沖田 「っ……」 皆は涙を流していた 私の歌を静かに聞きながら ただ泣いていた… 魁姫 「♪―…ゲホッ…っ…♪…」 土方 「もうやめろ…歌うな…」
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