第九章

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私は首を横に振った 魁姫 「………土方さ…手…握って…?」 土方さんは私の指に自分の指を絡ませ強く握った 私は微笑むと また歌い始めた 魁姫 「♪―……♪…♪―ゲホッゲホッ…♪―」 斎藤 「…っ…」 近藤 「うっ…」 魁姫 「っ…ゲホッゲホッゲホッ!…ハア…っ…」 土方 「もういい…歌わないでくれ…お前…しぬぞ…?!」 魁姫 「…ハア…ハア…土方さん…愛し…てま…す…」 土方 「ああ、俺も愛してる!だから死ぬな!」 魁姫 「まだ…死に…くな…い…土方…さんと…一緒にいた…い…皆と…一緒に…いたい…」 土方 「俺も…お前と生きたい…だから…!」 私は土方さんの唇に人差し指をあてる
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