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土方side
土方
「…魁姫?」
魁姫はもう俺の腕の中に居なかった
藤堂
「ううっ…うぁ…」
平助は崩れるようにその場に膝をついて泣きじゃくった
俺の手には魁姫の手はなかった
代わりに髪紐と魁姫が身に付けていたペンダントがあった
真っ白い綺麗な髪紐
沖田
「それ…魁姫ちゃんが巡察の時に買ってました…土方さんにあげるって言って…」
近藤
「歳…」
永倉
「着けてやれよ…」
俺は髪をほどいて
真っ白の髪紐を着ける
斎藤
「羽山は…自分の世界に帰ったのだろうか…」
原田
「きっと帰ったさ…」
魁姫…俺は…
お前の為にも新選組を守り抜く…
だから
待っててくれ…
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