第九章

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土方side 土方 「…魁姫?」 魁姫はもう俺の腕の中に居なかった 藤堂 「ううっ…うぁ…」 平助は崩れるようにその場に膝をついて泣きじゃくった 俺の手には魁姫の手はなかった 代わりに髪紐と魁姫が身に付けていたペンダントがあった 真っ白い綺麗な髪紐 沖田 「それ…魁姫ちゃんが巡察の時に買ってました…土方さんにあげるって言って…」 近藤 「歳…」 永倉 「着けてやれよ…」 俺は髪をほどいて 真っ白の髪紐を着ける 斎藤 「羽山は…自分の世界に帰ったのだろうか…」 原田 「きっと帰ったさ…」 魁姫…俺は… お前の為にも新選組を守り抜く… だから 待っててくれ…
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