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私はただ歌い続けた
優莉とカラオケで歌った曲を
ただひたすら歌い続けた
魁姫
「♪―♪―」
歌い終わると優莉は微笑んだ
優莉
「ありがと…魁姫…ちゃ…ん……大好きだよ…」
それが優莉の最後の言葉だった
私の頬に触れていた手が血溜まりの中に落ちていった
魁姫
「優莉…?…優莉!優莉!!」
『私、魁姫ちゃんのお嫁さんになりたい~こんな美味しいご飯毎日食べれるとか羨ましい!』
『ヤバイ!古典10点だよ!』
『魁姫ちゃんって歌上手いね』
『魁姫ちゃん!』
『大好きだよ!ずっと友達でいようね』
魁姫
「!おいてかないで!一人にしないで!こんな血にまみれた汚らわしいところは嫌!!…ねぇ…優莉!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
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