第五章

16/18
前へ
/147ページ
次へ
土方 「魁姫…!」 廊下を歩いていると土方さんに呼び止められた 魁姫 「土方さん…?」 土方は無言で魁姫を抱き締める 魁姫 「土方さん?!//」 土方 「お前は…操り人形でも…ただの人殺しでもねぇよ」 魁姫 「え…」 土方 「俺が必ずお前を笑わせてやる…」 土方さんは強く魁姫を抱き締めた 魁姫 「っ…ありがとう…ございます…」 魁姫は土方から離れ走り出した 途中で屋根に登り ぼんやり空を眺めていた 魁姫 「優莉…私…頑張ってみるよ…」 優莉の形見のペンダントを見つめて言うと 息を吸って歌いだした 優莉が大好きだったあの曲を…―
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1757人が本棚に入れています
本棚に追加