忘れえぬ 光景

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駅の構内で 階段などの関係上 だいたい 四つのグループに別れて 俺らは関口のグループ、周りの人に気づかれない様にさりげなく溜まってる風に装った 総勢約100人 K大学や高校生は黒いボタンのない学ランで 異様な黒い集団になっていた 関口『わりーな、本当なんもしなくていいと思うよ。脅しかますだけだから』 俺『はいはい、関口のつえーとこ見てんから』 そう言うと 関口はあたふた動きだし いろいろ指示を出してまわっていた 近いな もーそいつら来るんだろうなと思っていて 正直 少し怖い気もした 周りをみたら 俺達と同じように助っ人で来た連中もいて 俺達と同じ様に後ろの方でたむろっていた 全員二十歳未満 事件となった時の配慮だろうと判る
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