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管理人が帰り、リュウはまたパソコンと対峙していた。
『お待たせ~』
ヒテンさんを待たせてしまった。
フィールドはドラゴンからのドロップアイテムで埋まっている。
物凄い狩りの速さである。
『遅いぞ! 何してたんだ??』
たった今気づいたがヒテンさんのレベルが一つ上がっていた。
『黒いひとにRPGやらないかって誘われました』
こちとら、説明不足にもほどがあるよなと思いつつも、話したところで流されるのが関の山だ。
しかし、相手側の反応は想像を遥かに上回っていた。
『私知ってるよ。 そのヒトって、管理人ってヤツだよね?』
急に頭の中がこんがらがる。ヒテンさんはさっきの話の内容を知っている。それに、ずっと男だと思っていた相手がいきなり私だと?
『それ、ナンセンスワールドだよね!? 私もずっと参加したかったんだ!!』
しかも、ナンセンスワールドって管理人が言っていたような。
まてよ?
今日もっと前、どこかで・・・・・
ゲーム売り場だ!
あの少女がまさか。
このゲームの話を知っているのは、RPG開発局の関係者もしくわそれに携わる人達だろう。
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