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HP、MP回復薬を購入する為店へ向かう。
途中で幾人(?)かのキャラに出会い、自分の事は棚に上げてコイツらも暇だなあと思う。
ピィーーーーーーー
突然聞き慣れない電子音が流れ、画面に男が現れた。
そして、飛び出した。
もちろん家のパソコンに3D機能があるわけがないし、このゲームにもそんな設定は無かったはずだ。
目の前に現れた男は部屋を見渡ている。身長は170くらいだろうか、真っ黒なシルクハットに真っ黒なスーツ、俺のほうを見て不適な笑みを浮かべている。
「だっ、誰だよ!! お前っ!」
画面から現れた男に問い掛ける。その対応が精一杯だった。こんなのホラー映画じゃねえか。逃げなかっただけ、褒めてもらいたいくらいだ。
「いやあ、おめでと~」
パソコンから現れた男に突然祝福された。
「キミはRPGへの参加資格を獲得したんだよ」
「は?」
「あぁ、紹介が遅れたね。僕はRPG管理局会長、管理人とよんでくれ」
管理人と名乗る、全身黒い衣服で覆われた男に、もの凄い危機感を感じる。
「俺、何かしたのか!?」
ゲーム内で特別変な事はした覚えがない。
全く心当たりがないのだ。
「その心配はないよ。ただキミをRPGに誘っているんだ」
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