--Wednesday.1--

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「………!! 亜希子さん!! あたし!!真奈美!! 真奈美です!! この間は、本当にすみませんでした。須田さんから番号聞いて……………………………………。」 真奈美が同じトーンで話していたけれど、耳まで入ってこなかった。 (違った……………。) もう、ただそれだけ。 「…………なんで、今度またお願いします!! あれ?須田さんから聞いてませんでした?」 途中の会話はわからない。 なぁーんにも聞こえなかった。 「須田さんからも着信あったからこの事かな?メールしておきます。わざわざありがとう。登録しておくね。」 完全に棒読み。 電話を切って、真奈美の番号を登録。 須田さんにメールを作っていた。 「「いらっしゃいませ!!」」 スタッフの声が聞こえた。 クランベリージュースを左手に、携帯を右手に持って、送信ボタンを押す。 (なぁんか、も、いいや…。あー…、優樹に連絡しなきゃ…。) 携帯の時計は20時03分。 ちょっと泣きそうだった。 「あっこーーーっ!!」 副店長に大声で呼ばれた。 びっくりして立ち上がり、店内を振り返った。 >>>>>
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