--Wednesday.2--

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「もしもーし。遅かったね?忙しかった?」 のんびりとした優樹の声。 「ゆーきっ!! 本当にごめん!! 忙しかったんだけど、早くには終わって…。 えっと、えっと…」 何をどこから話していいかわからない。 「あっこ、落ち着きなさい。大丈夫?」 優しく諭す、優樹の声。 一度だけ、深呼吸。 「愛美ちゃんに、会えたの。 今、一緒にいて、話していたら、こんな時間で…。 ごめんなさい。」 ちょっと落ち着いて話せた。 「そういう事ね。まったく…。 ソース煮込み過ぎて更に美味しくなっちゃったから(笑) 迎えに行くから、待ってて?それまでそこで話してなさい。」 本当に、まったく…。 「はい。ありがとう。」 電話を切った。 「ごめんね…。彼氏さん、怒ってるよね? ごめんなさい…。」 そう言って俯いた愛美ちゃん。 「パスタソースが煮込み過ぎて、更に美味しくなったって怒ってた。迎えに行くまでそこで話してなさい。って(笑)もう少し、相手してくれる?」 愛美ちゃんの顔を覗き込むように、低めのテーブルに肘をつき言った。 パッ、て顔を上げて 「もちろんだよ!! 優しい彼氏さんだね。」 柔らかく、優しく笑う愛美ちゃん。 >>>>>
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