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愛美ちゃんの手にあった携帯が光る。
「わっ、わっ!!」
焦ってる愛美ちゃんが可愛かった。
携帯を受け取って、通話ボタンを押す。
「もうすぐ着くよー。いつものコンビニね。」
優樹から。
「ありがとー。外行くね。」
意外に早く着いてしまった事がちょっとショック。
「もうすぐ着くって。付き合ってくれてありがとう。」
たぶん、あたし、ちゃんと笑えてなかったのかな?
「またすぐ会えるよ。連絡だって、もう取れるんだから!!」
大きく、うんって頷きながら、力強く愛美ちゃんは言った。
なんだか嬉しくて、微笑ましくて
「うん!!」
って、あたしまで力強く頷いてしまった。
荷物をまとめて、ダウンジャケットを着て、
「お先に失礼しまーす!!長居してすみません!!」
って、挨拶して、外に出る。
すっかり暗くて、まだ寒い。
優樹が来てくれている、ちょっと先の近くのコンビニまで歩いていた時。
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