--Wednesday.2--

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「じゃ、お二方、車へどうぞ。愛美ちゃん、送っていくよ。本当はパスタを食べて欲しかったけど…こんな時間だし…。」 丁寧に、でもすっごく残念そうに、優樹は言った。 「近いから!!近いから、大丈夫です!!」 愛美ちゃんはそう言ったけど、2対1。 「「だめ!!危ないから!!」」 って。 愛美ちゃんが勝てる訳なく、申し訳なさそうに、後部座席に乗り込んだ。 あたしも後部座席へ。 愛美ちゃんは 「本当にすぐ近くで…」 と、言いながら、道案内してくれた。 バックミラーで、チラチラと優樹が見ているのに気がついた。 (………。ふ~ん。) 優樹に見せつけるように、愛美ちゃんにくっついて 「早くまた会いたいー!!もっと話したいー!!」 って、わざとくっついて言った。 愛美ちゃんも 「あたしもー!!予定、メールするから!! 今度はちゃんと!!」 って、くっついてきて、小さくて華奢な体が、ダウンジャケットに沈む。 「あっ、もうすぐそこです!!本当に、近くて…。ありがとうございます。」 愛美ちゃんが言ったその場所。 >>>>>
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