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愛美ちゃんちは、home、chocolateを等間隔で三角形にした位置にあった。
マンションの前までお見送り。
愛美ちゃんと一緒に車を降りて、助手席に座る。
窓を開けて
「連絡するね。本当に会いたかった。ゆっくり休んでね。」
窓から手を伸ばしながら言った。
その手を取って
「あたしも、連絡するね。紅茶!!美味しいの煎れるから、飲みに来て!! 本当にありがとう。 優樹さん、ありがとうございます。」
あたしと、運転席の優樹にお礼を言った。
走り出した車。
バックミラーには、まだマンションの前にいる愛美ちゃん。
小さくなっていく。
見えなくなってから
「優樹、ありがとう。遅くなってごめんね。あの子が愛美ちゃん。」
優樹に言った。
チラッとこっちを見てから
「会えて良かったね。うん。なんだろう……。強い印象は残さないけど、不思議な余韻を残す子だね。うーん。是非ともパスタを食べて欲しかったなぁ。」
って。
(ふ~ん…。)
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