7人が本棚に入れています
本棚に追加
/273ページ
なんとなく、嫌な予感。
聞いていいのか、悪いのか、わからなかった。
「仲、いいんだね。どこか、海外とか、遠くに住んでるの?」
つくり笑いでごまかした。
「うん。遠く。ずっとずっと遠く。会えないけど、そばに居てくれている。」
顔をあげた優樹は、泣きそうな笑顔だった。
お茶を持って、そばにきて、隣に座って、ゆっくり話し始めた。
「ね、聞いてくれる?ねーちゃんの話。 それも踏まえて、今後の事、考えて欲しい。だから、今日呼んだ。 試すような事してごめん…。」
手をギュッて握られて、あたしが聞いていいのかわからなかったけど、優樹の気持ちに答える事にした。
「………うん。」
そうして、ゆっくり話し始めた。
>>>>>
最初のコメントを投稿しよう!